「求道会館・求道学舎の保存と再生事業」の2008年日本建築学会賞(業績)受賞を祝う会


求道会館・求道学舎の保存再生事業に対する2008年日本建築学会賞(業績)受賞のお祝いの会が、去る7月26日の土曜日に、求道会館で開催された。当日は、受賞者である、近角真一さん、近角よう子さんご夫妻、渡邊保弘さん、私の4名のほか、求道学舎の居住者をはじめ、200名をこえる多くの方々にお集まりいただき、たいへん楽しい一時を過ごすことができた。
いま思い起こしても、求道学舎の再生プロジェクトが成功したことは、ほとんど奇跡に近い。しかし、もともとの建物所有者であり、かつ設計者でもある近角さんご夫妻をはじめ、私も含めた関係者全員が、それぞれの立場で、できる限りのことを全力で取り組んだからこそ、うまくいったのである。学会賞の受賞者は、我々4名であるが、実際には、2つのプロジェクトに関係したすべての人々の努力と献身に対して頂いた賞だと、つくづく思う。
東京にわずか2つだけ残る武田五一設計の建物は、多くの人々の努力と献身により、保存再生されることとなった。単なる文化財としての形式的な保存ではなく、人々に使われる建物として保存・再生できたことが、何よりも嬉しいことである。そして、この祝賀会の後、求道学舎の屋上で、求道学舎の居住者の方々との語らい、手料理とワインの味が最高だった。皆さん、ありがとうございました。
※1:求道学舎プロジェクトについては、近角よう子さんのすばらしい著書があります。
■『求道学舎再生-集合住宅に甦った武田五一の大正建築』(学芸出版社)
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2429-6.htm
※2:求道学舎と同潤会江戸川アパートについての拙文もあります。
■「建替えと再生の狭間で-同潤会江戸川アパートメント建替え事業と求道学舎リノベーション住宅プロジェクト」、『新建築2007年2月号』巻頭論文
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